持ち帰り専用のピザ店が続々とオープンしていることからも、ピザの持ち帰りの人気の高さがうかがえます。これまでピザといえば、ピザ店で焼き立てを味わうかデリバリーで注文して自宅でピザを食べるのが主流でした。しかし、最近ではピザの持ち帰りをする人が増えているといわれています。
ピザの持ち帰りをすることに、どのようなメリットがあるのでしょうか。そこで、ピザの持ち帰りをするメリットやデメリット、ピザの持ち帰りがおすすめな人、そうでない人、ピザを持ち帰りする際の注意点などについて紹介します。
ピザを持ち帰りできるシステムとは?
デリバリーのピザ店でピザを持ち帰るとなれば、利用方法が複雑ではないかと心配する人もいるのではないでしょうか。まずは、ピザの持ち帰りのシステムについて、解説いたします。
ピザを持ち帰りできるシステムは非常にシンプルな3ステップで行われており、ピザの持ち帰りが初めての人でも簡単に利用できます。
STEP1. 購入するピザを決める
STEP2. ネットもしくは電話でピザを注文する
STEP3. ピザ店にピザを取りに行く
最初のステップでは、購入するピザの種類やサイズ、購入枚数、サイドメニューなどを決めておきます。つぎに、ピザ店のホームページでネット注文するか、最寄りのピザ店に電話でピザを注文しましょう。このとき、「ピザを持ち帰りたい」とピザ店に伝えると、スムーズに注文ができます。
デリバリーとの違いは、お客がピザ店にピザを取りに行くことです。自宅でピザが届くのを待つ必要がありません。
ピザを持ち帰りするメリット
ピザを持ち帰りするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。メリットをしっかりおさえておき、ピザの持ち帰りを利用する際の参考にするとよいでしょう。
お得な料金でピザが買える。
デリバリーを行うピザ店では、ピザを持ち帰りするとお得な料金でピザが購入できるシステムになっています。たとえば、ピザハットでは日によって「お持ち帰り割引」が適用されます。「ハットの日」にピザを持ち帰りすると、ピザの料金が半額になるというサービスがあります。
ピザの持ち帰りでお得にピザが購入できる理由は、多くありますがデリバリーによる人件費の削減が主要な理由となります。本来デリバリーにかかる人件費をお客に還元することで、お客はお得な料金でピザが購入できるのです。ピザ店は人件費の削減につながり、お客はお得にピザを購入できるため、お互いにとってメリットのあるシステムだといえます。
時間指定で店頭での待ち時間を短縮できる
持ち帰りでピザを注文する場合、時間指定をしておくと店頭での待ち時間を短縮できて便利です。持ち帰りでピザを注文しても、店頭で長い時間を待たされれば時間のロスが大きくなります。待ち時間が長くなれば、イライラしてしまう人もいることでしょう。
また、時間指定することでピザの受け渡し時間に合わせてピザを焼いてくれます。指定した時間に店頭へ行けば、熱々の焼き立てピザを受け取ることができるでしょう。
帰宅時に立ち寄れる
ピザの持ち帰りができるピザ店は駅周辺に店を構えていることが多く、仕事やショッピングの帰りに気軽に立ち寄れるのもうれしいポイントです。帰宅途中なら自宅に近い店舗を選べば持ち運び時間を短縮でき、焼き立てのピザが冷める前に持ち帰ることもできるでしょう。
また、デリバリーピザのチェーン店なら、ピザを持ち帰る場所の最寄りの店舗をホームページで簡単に探し出すことができます。
ピザを持ち帰りするデメリット
ピザの持ち帰りのメリットがある一方で、デメリットも存在します。どのようなデメリットがあるのか、確認しておきましょう。
取りに行く手間や労力がかかる
ピザを持ち帰りするデメリットは、ピザ店にピザを取りに行く手間や労力がかかることです。デリバリーで注文すれば、自宅でピザが届くのを待つだけですが、持ち帰りの場合は自らピザ店に出向いてピザを持ち帰らなければなりません。
公共機関で移動する人にとっては手荷物が増えてしまいます。購入したピザの枚数が多い場合や天候が悪い日は持ち運びに苦労するでしょう。
移動中にピザが冷めてしまうことも
ピザを持ち帰りするデメリットとして、移動中にピザが冷めてしまうケースが少なくありません。ピザ店で熱々の焼き立てピザを受け取っても、自宅まで距離があったり気温が低かったりすれば、自宅に着く頃にはピザが冷めている可能性が考えられます。
このように、ピザを持ち帰りするデメリットがあることを理解した上で、持ち帰りにするかデリバリーにするかを選ぶとよいでしょう。
ピザの持ち帰りがおすすめな人、そうでない人
ピザの持ち帰りのメリットやデメリットを踏まえた上で、ピザの持ち帰りはどのような人におすすめで、またはおすすめでないのかを紹介しましょう。
ピザの持ち帰りがおすすめな人は、ピザを持ち運ぶ手間や労力がかかることをいとわない人や、少しくらいピザが冷めても気にならない人、お得な料金でピザを購入したい人です。それ以上に、衝動的にピザが食べたいと感じる人におすすめのシステムといえます。また、自宅に持ち帰るだけでなく、友人や同僚への差し入れとしてピザを持ち帰りたい人にもおすすめです。
一方で、ピザの持ち帰りをおすすめできない人は、熱々で焼き立てのピザを食べたい人やピザを持ち帰るのが面倒だと感じる人です。デリバリーで注文したり、自宅でオリジナルのピザを作ったりする方が向いているといえるでしょう。
ピザを持ち帰りする際の注意点
ピザを持ち帰りする際の注意点として、ピザを冷めさせないようにするためにも保温材や保温バッグを利用するとよいでしょう。とくに、ピザ店から自宅まで20分以上かかる場合は冷めやすいため、ピザを保温する工夫が必要です。
ピザ店によっては店頭で保温性のあるピザ専用のバッグが販売されています。こうした保温性バッグを利用するのもピザの保温性を高める上で大切なポイントです。
まとめ
ピザの持ち帰りはお客にとってもピザ店にとってもメリットがあるシステムであることがお分かりいただけたことでしょう。ただし、ピザを持ち運ぶ手間や労力がかかり、ピザが冷めてしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
持ち帰りの時間指定や保温バッグをうまく利用し、温かいピザを自宅で味わえる工夫をしましょう。