ピザの定番といえば、イタリアのピザマルゲリータや、ボリュームのあるサラミやチーズがたっぷりのったペパロニを思い浮かべる人も多いでしょう。
宅配ピザではテリヤキチキンピザやプルコギピザといったアジアの具材がトッピングされたピザも人気です。思い浮かべるだけでお腹が空いてきますね。。
もちろん、このほかにも世界にはたくさんのおいしいトッピングが存在します。
本記事ではピザ好きあなたへ、オススメのトッピングや具材を紹介していきます。
オススメの具材・トッピング三選
冒頭で触れた定番のトッピングのほか、ヨーロッパのピザレストランで見かけるピザに、太陽がさんさんと降り注ぐ地中海沿岸の地域を思いおこさせるパプリカ、ナス、ズッキーニといった夏野菜をふんだんにトッピングしたピザがあります。
夏野菜とトマトソースとの相性は抜群で、新鮮な露地物の夏野菜が出回るこれからの季節にぴったりのピザです。
もうひとつ人気のピザとして、ほうれん草とフェタチーズをトッピングしたギリシャ風のピザがあります。
フェタチーズは羊やヤギの乳から作られるギリシャのチーズです。ほうれん草とフェタチーズのピザは、レストランでも注文できるほか、ヨーロッパでは通りに面したテイクアウトもできるカジュアルなピザショップでも定番のメニューです。
夏野菜のピザ同様、軽めのピザで、食事としてスナックとして楽しまれています。
ピザというと、トマトソースを塗った生地の上に具材をトッピングすることを考えがちですが、トマトソースは必須というわけではありません。
トマトソースを使わない代表的なピザとして、チーズが主役のクアトロフォルマッジがあります。クアトロフォルマッジは、イタリア語で4種類(クアトロ)のチーズ(フォルマッジ)を表します。
クアトロフォルマッジは濃厚なチーズをたっぷりのせて楽しむピザで、先に紹介した二つのピザよりも重めになることから、秋冬に合うピザといえるかもしれません。
それでは、続いて夏野菜のピザ、ほうれん草とフェタチーズのピザ、クアトロフォルマッジについて詳しく説明します。
オススメのピザ1: 夏野菜のピザとその作り方
ピザレストランでは、あらかじめグリルしてマリネしたパプリカやズッキーニ、ナスなどの夏野菜がトッピングされることが多いようです。
一手間かかりますが、家庭でも作り置きしておくと、前菜としてそのまま食べたり、冷製パスタに使ったり、和風のアレンジを加えて副菜にしたりもできるのでとても便利です。
夏野菜のマリネは、オーブンを使って手軽に作れます。
適当な大きさに切った夏野菜をオリーブオイルなど好みのオイルでコートし、軽く塩を振り、180度に予熱したオーブンで15分グリルします。
このグリルした状態でもトッピングとして使えますが、お好みのマリネ液にひたして、数時間から1日おくとよいでしょう。ピザに使う場合はマリネ液の酢の分量を控えめにするのがおすすめです。
和風の揚げ浸しのように隠し味に醤油を入れても不思議とピザによく合います。余力がある人は、パプリカは皮に二箇所ほど十字の切れ目をいれて、丸ごと30分ほどオーブンで焼き、皮に焦げ目がついたら冷まして皮をむき、手で裂いてマリネにしてもよいでしょう。
驚くほど滑らかな、本格的なマリネに仕上がります。野菜はオーブンでグリルするほか、軽くフライパンで焼いたり、フライパンに1cmほど油を入れて揚げ焼きにしたりしてもよいでしょう。
ピザ自体は、生地にトマトソースを塗ったあとにマリネ液を十分切った夏野菜のマリネや、夏野菜をそのままスライスしたものをトッピングし、その上にチーズをトッピングして焼き上げます。生の夏野菜を使う場合は、少なからず水が出るので、ソースを控えめにして、野菜は薄めにスライスしてトッピングしてください
オススメのピザ2: ほうれん草とフェタチーズのギリシャ風ピザとその作り方
ほうれん草とフェタチーズのピザはとてもシンプルに作れます。ほうれん草は生のまま切ってトッピングすると焦げてしまうので、オリーブオイルでソテーしておくとよいでしょう。
フェタチーズは塩分が強いので、ほうれん草には軽く塩こしょうをする程度で十分です。フェタチーズは塩抜きをした方がよいという意見もありますが、塩気が気にならなければそのまま使えます。5mm角に切るか手で細かくほぐしておきましょう。
ピザ生地の発酵が終わったら、トマトソースを塗って、ソテーしたほうれん草とフェタチーズをトッピングします。フェタチーズだけでも十分味わい深く仕上がりますので、ピザチーズは好みで足してください。
オススメのピザ3: チーズが主役のクアトロフォルマッジ
クアトロフォルマッジに使う四種類のチーズは、必ずしも決まった組み合わせがあるわけではありません。
クアトロフォルマッジでよく使われるチーズとして、モッツァレラ、青カビチーズの代表のゴルゴンゾーラ、グリュイエール、パルミジャーノなどがあります。組み合わせは自由なので、青カビチーズの独特の風味が苦手という人は、マイルドなチーズに置き換えるなどしてもよいでしょう。
また、トッピングするときにチーズをミックスするか、それぞれのエリアを分けてチーズごとの味わいを楽しむかも自由です。決まりはないので、気分や好みでチーズとピザ生地のハーモニーを楽しみましょう。
トッピングにあたっては、生地が発酵したらチーズを細かくし、好みでミックスする、またはそれぞれエリアを分けて生地にトッピングします。水分の多いモッツァレラや、脂肪分の多いゴルゴンゾーラなどはトッピングのしすぎに注意が必要です。
トッピングをしすぎると、ピザが香ばしく焼きあがりません。少なめから始めて絶妙な分量をみつけてください。
まとめ
本記事ではピザにオススメの三つのトッピングを厳選して紹介しました。
いずれも肉や魚を使わないピザで、ベジタリアンの人とも一緒に食べやすいピザです。肉や魚をトッピングしたいという人は、夏野菜のピザにはサラミやスモークハム、アンチョビなどを、フェタチーズとほうれん草のピザにはサラミなどうまみが凝縮した肉加工品をトッピングするとよいでしょう。
本記事で紹介した以外にも、本サイトでは過去にサラダピザやフルーツピザなど、一度は試してみたいトッピングのピザを紹介しました。
お気に入りのピザがあると、どうしてもいつも同じものを食べてしまいがちです。
本記事をきっかけに、これまで食べたことのないトッピングにぜひチャレンジしてみてください。