ピザを作るというと難しいイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実際に生地から作った経験のある人は少ないかもしれませんが、意外と簡単に作ることができてしまうのです。
また最近では簡単に手作りを楽しめる商品も多く発売されているので、作り慣れていない人でも気軽に挑戦することができます。
時間のある休日に生地を作りだめして冷凍し、平日など食べたいときにいつでも手作りピザを食べることも可能です。
趣味のひとつや子どもたちとの遊びのひとつとして楽しみながら作れる方法をご紹介していきます。
初心者でも作れる?料理になれていない人にもピザ作りがおすすめの理由とは?
料理が苦手な人や慣れていない人の多くは、料理の手順を覚えることが苦手でだったり、味付けが難しかったりということが多いのではないでしょうか。普段から台所に立ち料理に慣れている人に比べて、料理が苦手な人や慣れていない人が新しい料理に挑戦することは非常にハードルが高いかもしれません。
そんな料理が苦手な人や慣れていない人にこそおすすめしたい料理が手作りピザです。
実は、ピザ生地は材料を入れる順番などに注意する必要はなく、計量した材料を全てボールに入れて混ぜ合わすだけで作ることができます。ステップとしては材料を混ぜて捏ねる、発酵させる(置いておく)、生地を伸ばして形を作る工程だけなので簡単ですし、味に関してもトッピングでカバーできるので、誰が料理しても失敗しにくいメニューなのです。
それでいて見栄えが良く、トッピングによって栄養価を高めることができるため、見た目もお腹も満足することができる希少な料理といえます。料理が苦手な人、慣れていない人でも手作りピザならば、高い達成感を味わうことができ、続けやすいのではないでしょうか。
初心者にオススメのレシピ
基本の生地の作り方
<材料> (1*)
強力粉 200g
塩 1g
オリーブオイル 大さじ1
ドライイースト 3g
水(25℃くらいのぬるま湯) 100cc
①材料を計量し、全ての材料をボールに入れ、木べらなどで混ぜます。木べらで混ざらなくなってきたら手を使い混ぜましょう。体重をかけるようにしっかりと混ぜていくことが重要です。粉っぽさがなくなるまでを目安に混ぜ合わせます。
②台所のシンクもしくは、調理台の上で、生地を捏ねていきます。
手前を抑えて引っ張るように奥へ生地を伸ばしていきます。ピザ生地はガシガシ捏ねてしまって大丈夫なので、叩きつけたり、手で伸ばしたり、いろんな方向に捏ねていきましょう。伸ばして捏ねることで生地がもっちりするので、生地を回転させてまんべんなく捏ねるようにしましょう。
③生地が滑らかになったところで、滑らかな面がが表になるようにまとめ、発酵をさせます。オリーブオイルを塗ったボールに、まとめた生地を入れ、生地を入れたボールより大きいボールに40℃前後(ぬるめのお風呂程度)のお湯を入れます。お湯を入れたボールに生地を入れたボールを浮かべ、ボールに軽くラップをかけて30分ほど置いて発酵させます。季節や室温によって発酵時間が変わるため、生地が2倍に膨らむのを目安に待ちましょう。最近はオーブンレンジに発酵機能がついているものもあるので、手持ちのオーブンレンジを確認してみてください。
④生地が2倍に膨らんできたら、フィンガーテストをします。人差し指に強力粉をまぶし、生地の中央に指をさします。指を抜いた穴がすぐふさがってしまう場合は発酵不足のサインですので、もう少し発酵させる必要があります。指であけた穴が小さくならなければ十分に発酵ができていますので、次に進みます。
⑤生地を同じ大きさになるように二等分に分けます。できるだけ薄く伸ばして完成です。きれいな丸い形にできていなくても焼いてカットしてしまえば見栄えは良いので、形にはあまりこだわらないでも大丈夫です。もしキレイな丸い形にしたい場合は、パイ皿の上に生地をのせ、パイ皿の形に合わせるように形を整えると良いでしょう。パイ皿であればそのまま焼くことができる点も便利です。
注意点など
パンは発酵しすぎてしまうと美味しくなくなってしまいますが、ピザ生地は発酵時間が長くなっても美味しくいただくことができます。しかし、生地が乾燥してしまうと風味が落ちるため、特に冬場など乾燥しやすい季節は生地の上に濡れ布巾をかけてからラップをして乾燥を防ぐようにしましょう。
また、オーブンがない場合は、レンジやフライパンでも焼くことが可能です。トースターで焼く場合は、アルミホイルを受け皿に敷き、その上にピザをのせて焼き上げましょう。フライパンの場合は、クッキングシートを敷いた上に成形後(トッピングする前)の生地をのせます。蓋をして生地だけを蒸し焼きにした後、裏返した面にトッピングをしてから再び蓋をして焼き上げます。ピザは下からだけでなく上からの熱も大切になるため、必ず蓋をして加熱するようにしてください。
トッピングの具材に関しては、ジャガイモや肉など火が通るのに時間がかかる食材はトッピングする前に加熱処理をしておくことも忘れないようにしてください。料理が苦手な人や慣れていない人は、そのままのせてしまうこともあるため、火が通るまで時間がかかり生で食べられない食材を扱うときは特に注意をしましょう。
ベンチタイムやガス抜きを指示しているレシピもありますが、初心者は簡単なところから始めることをおすすめします。まずは作って食べる楽しさ、手作りの美味しさを存分に味わってください。
まとめ
料理が苦手な人や慣れていない人でも意外と簡単に作ることができてしまう手作りピザ。初めに計量してしまえば、あとは混ぜて捏ねるだけなので、気軽に挑戦することができます。発酵時間が長くなってしまっても大丈夫ですし、形が整っていなくても大丈夫です。
味を含めて失敗することが少なく、もし失敗してもトッピングでカバーできるため、料理の経験の有無に左右されずに、あらゆる年代の方々が楽しむことができます。冷凍保存しておけば疲れた日の夕食にもできますし、人が集まるときには、皆で生地作りから楽しめばイベントにもなります。あらゆるシーンに大活躍する手作りピザを是非気軽に挑戦してみてください。