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ピザって消化に悪いってホント?消化にいいピザとは

「ピザは消化に悪いもの」と思い込んでいる方も多いかもしれません。

確かにお粥などに比べればよくないですが、食べ方やトッピングによって消化にいいピザになることをご存知でしょうか?

この記事では、消化と健康の関係性から消化にいいピザについてご説明しています。身体を労りながら、美味しくピザを食べましょう!

 消化とは?健康との関係性について

消化とは、簡単にいえば、口から入った食べ物や飲み物を溶かして、身体が栄養素として吸収できる状態にすることを言います。

お米や小麦といった穀類やイモ類、豆類に含まれるデンプンをブドウ糖に分解するように、その他の食べ物をアミノ酸や脂肪酸、グリセリンといったさまざまな成分に分解する過程のことを消化と呼ぶのです。

こうして小さく分解されることで初めて、身体はその栄養を取り込むことができるため、消化がうまくできない場合はいくら食べても栄養が不足してしまうことがあります。

この中で大きな役割を果たしているのが、胃です。

口で噛み砕いたものを胃の中でさらに細かく分解します。

そのため、しっかり噛んで刺激物などを控えることで胃を労り、消化機能に異常が出ないようにすることが健康を維持するために必要なことなのです。

 ピザの消化について

平均的なピザ1切れを食べたとき、最初の数分で唾液とともに消化酵素が分泌され、ピザに含まれる炭水化物が糖に分解されはじめます。

その後、2時間ほどで糖が血液に混ざることで血糖値が上昇する、というのがピザの消化の過程です。

チーズなどの脂質は血糖値の上昇を緩やかにしてくれるため、ピザが実はよくできたメニューであることがお分かりいただけることでしょう。

 消化のいいピザ

ピザは脂がコッテリしていて消化に悪そうなイメージですが、その本体である生地は小麦でできています。

実は小麦は消化の良い食べ物とされており、トッピングのチーズも乳製品に分類されるため、基本的にはこれらを組み合わせたピザは消化に良い食べ物です。

ただし、気をつけないといけないのはトッピングです。

消化を気にしてピザを食べる場合、できるだけ胃に優しいものを選びましょう。

チキンや脂身の少ない赤身のお肉、お餅などを使うことでメインのトッピングを作ることができますし、しらすのような魚もオススメです。

また、りんご、ほうれん草、にんじん、ジャガイモなども消化にいいため、積極的に使うことで野菜たっぷりのヘルシーなピザに仕上がります。

消化に限っていえば油分を抑えればいいというわけではないため、マヨネーズやバターも問題なく使用できる点も、レパートリーの幅ができて嬉しいところです。

 ピザを食べる際の注意点

消化にいいものをトッピングして作ったとしても、それを短時間で大量に、あまり噛まずに食べたのでは元も子もありません。

寝る数時間前に余裕を持って、しっかり噛んで、適量を食べることを心がけましょう。

また、飲み物にも注意が必要です。

炭酸飲料やアルコールは胃の粘膜を刺激してしまうため、胃酸の分泌を高めてしまうことから胃にダメージを与えてしまいます。

この組み合わせで思いつく、ピザに合う飲み物といえば、ビールが挙げられますが、消化を気にする方は注意するようにしましょう。

コーヒーや紅茶などのカフェインにも同様のことが言えますので、注意してください。

同じように、胃酸の分泌を高めてしまうものとして、唐辛子をはじめとする香辛料が挙げられます。

ついつい辛くしてしまいがちなピザですが、ここも注意してほどほどに止めておくことが大切です。

 節度を持って美味しく食べることが大切

いかがだったでしょうか。

ピザと言ってもトッピングや生地の種類によって、その種類は多岐に渡ります。

組み合わせを意識しながら、食べる時間や飲み物を考えるだけで、胃に優しく、消化にもよく、結果的に身体に良い食べ物になることをご理解いただけたなら幸いです。

ピザそのものは、多くの食材を加熱調理して消化しやすい状態にし、一度にたくさんの栄養を採ることができる料理であることから、そうした細かい気配りをした上で食べれば、普段足りない栄養を美味しく補うことができます。

ぜひ、成分表などを見ながら、ご自分に合ったピザを見つけてみてはいかがでしょうか?