コンテンツへスキップ

【徹底検証】ピザのトッピングに最適なオリーブについて

  • by

人気なピザのトッピングとして、オリーブがあります。

一見、チーズやアンチョビ、チョリソーなどの食材と比べると、印象が薄いと感じる人も多いのではないでしょうか。

実は、オリーブはピザとの相性がとても良く、アクセントになる食材です。本記事では、オリーブとピザの相性が良い理由やオリーブを使ったピザレシピ、使用する際の注意点について紹介します。

オリーブの歴史や特徴

オリーブのルーツや歴史

オリーブの木は生命力が強いことから、太陽や平和のシンボルとして有名な木です。イタリアやギリシャ、スペインなどの地中海沿岸を中心に、世界中で栽培されており、品種は約500種類にものぼります。

オリーブの歴史は人類よりも長く、地中海沿岸やアフリカ北岸などに自生していたと考えられています。その後人が大陸間を移動するのと同時に、オリーブはアメリカ大陸やアジアにも伝わりました。

日本にオリーブが伝来したのは、豊臣秀吉が天下を治めていた安土桃山時代とされています。ヨーロッパから来日したキリスト教の宣教師が秀吉にオリーブオイルやオリーブの実を贈ったのが始まりです。

日本でオリーブの栽培が始まったのは1908(明治41)年で、明治政府の指揮のもと、三重・香川・鹿児島の3県で試験栽培が行われました。中でも、地中海沿岸の温暖な気候に近かった香川県・小豆島でオリーブの栽培に成功し、現在では日本全体の出荷量のうち約97%を占めています。(*1)

オリーブの種類や栄養成分

オリーブは実が緑の「グリーンオリーブ」と、実が黒い「ブラックオリーブ」の2種類あり、どちらも同じ木で実が作られます。実の色がはっきりと違うのは、収穫するタイミングが異なるからです。グリーンオリーブは実が若く、香りが良いのが特徴で、完熟してから収穫されるブラックオリーブには香りがほとんどありません。

オリーブの実にはビタミンEやポリフェノール、カルシウムなどの健康や美容に良いとされる栄養成分が豊富に含まれています。また、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を抑制する効果が期待されているオレイン酸も多いことで知られています。

オリーブの加工品

オリーブはさまざまな加工品が作られており、塩漬け・酢漬け・オイル漬けなどがあります。オリーブはオードブルやパスタなどの洋食で使われることが多いです。また、グリーンオリーブは香りが良いことから、食用・美容用のオリーブオイルが作られています。

オリーブとピザの相性が良い理由

オリーブはチーズとの相性がバッチリ

オリーブとピザの相性が良い理由のひとつは、オリーブとチーズはそれぞれを補い合い、よりおいしさを増すからです。オリーブの爽やかな酸味とチーズの旨みが調和し、口あたりの良い味になります。

オードブルやおつまみとして、オリーブの酢漬けとクリームチーズのマリネや、オリーブとチーズのディップなどの料理が人気です。チーズはピザに必要不可欠な食材であり、チーズと相性がバッチリなオリーブもピザのトッピングとして相性が良いのです。

ほどよい塩味がピザの味を引き締めてくれる

オリーブの酢漬けをトッピングすれば、酸味が効いた爽やかなピザが作れます。一方、オリーブの塩漬けもピザのトッピングにおすすめです。オリーブのほどよい塩味がピザの味を引き締まり、アクセントのあるピザに仕上がります。

グリーンオリーブは収穫時期が早いため渋みが残っており、ブラックオリーブはクセがありません。どちらでもお好きなオリーブをピザにトッピングしてみてください。

オリーブを使ったおすすめピザレシピを紹介

おすすめピザ①オリーブ×ベーコン

オリーブを使ったシンプルなピザを作るなら、旨みがたっぷりのベーコンとの組み合わせがおすすめ。用意する食材は、オリーブ酢漬け(スライス)、ベーコンスライス(短冊切り)、グリーンアスパラ(2~3cm長さの斜め切り)、タマネギ(薄切り)、ピザソース、ピザ用チーズ、オリーブオイル、ピザ生地です。

  1. ピザ生地にオリーブオイル、ピザソースの順で塗り広げる
  2. タマネギ、ベーコン、グリーンアスパラ、チーズの順に乗せ、最後にオリーブを散らす
  3. 予熱をしたオーブンでピザを焼けば完成

おすすめピザ②オリーブ×アンチョビ

オリーブとアンチョビをピザにトッピングをすれば、ワインにも合う大人向けのおしゃれなピザが作れます。オリーブ酢漬け(スライス)、アンチョビフィレ(一口大)、ドライトマトオイル漬け(生のトマトでもOK)、モッツアレラチーズ、ピザソース、バジルソース、オリーブオイル、ピザ生地を用意しましょう。

  1. ピザ生地にオリーブオイル、ピザソースを塗り、アンチョビ、ドライトマト、チーズをトッピングする
  2. オリーブは飾り程度に散らし、最後にバジルソースをかける
  3. オーブンでピザを焼き上げる

おすすめピザ③オリーブ×ツナ

子供も食べられるオリーブ入りのピザを作るのなら、子供に人気があるツナをトッピングに乗せましょう。使う食材は、オリーブ塩漬け(塩抜きをしておく)、ツナ缶、プチトマト(厚めのスライス)、バジルの葉、ピザチーズ、ブラックペッパー、オリーブオイル、ピザ生地です。

  1. ピザ生地にオリーブオイルを塗り、ツナ、プチトマト、オリーブ、チーズを乗せる
  2. プラックペッパーを散らしたら、ピザを焼き上げる
  3. バジルの葉を飾れば完成

ピザのトッピングにオリーブを使う際の注意点

一般的に、健康や美容にも良いとされていることから、多く食べたほうがいいと考える人もいるでしょう。しかし、オリーブをピザのトッピングにする場合、使用する量に注意が必要です。

オリーブの実は保存性を高めるため、酢漬けや塩漬け、オイル漬けに加工されているものがほとんどです。

オリーブの塩漬けやオイル漬けを多くトッピングすれば、塩分やカロリーのとり過ぎで生活習慣病や高血圧などのリスクを高めてしまうかもしれません。

トッピングするオリーブの量が少ない場合でも、アンチョビやベーコン、生ハムなど塩分濃度や脂肪分が高い食材を組み合わせる際は、量に注意してください。

オリーブの塩漬けを使用する場合は、塩出ししてから使いましょう。カロリーのとり過ぎが気になる場合は、オリーブの酢漬けをトッピングにすることをおすすめします。

まとめ

オリーブの実は国内で塩漬けや酢漬け、オイル漬け、オリーブオイルなどに加工されており、スーパーマーケットでも簡単に手に入れられます。

オリーブはピザとの相性が良い上に、健康や美容に良いとされる栄養成分が豊富に含まれているため、ピザのトッピングにもおすすめです。

ただし、加工されたオリーブを多く食べると、塩分やカロリーのとり過ぎになる可能性があるため、注意点を参考に適度な量をとるように気をつけましょう。

参考URL

(*1)https://www.my-kagawa.jp/feature/olive110/quality