「大好きなピザを、いつでも好きなときに食べられたらいいな…」と思ったことはありませんか?
実は、ピザは自宅で簡単に作れます。
ピザ生地さえ用意しておけば、あとは自分の好きなトッピングを乗せて焼くだけなので、手軽においしいピザを食べられますよ。
今回は、ピザ生地の簡単レシピや保存方法などをご紹介します。ぜひ参考にしていただき、家でのピザ作りにチャレンジしてみてください。
ピザ生地に必要な材料や道具を用意しよう
まずは、必要なものを用意しましょう。一覧にしましたので、参考にしてください。
なお、ピザ生地作りにかかる目安時間は、30〜40分程度です。
ピザ生地の材料(3枚分)
・強力粉 200g
・薄力粉 50g
・ドライイースト 小さじ1
・砂糖 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・オリーブオイル 大さじ1
・ぬるま湯 150cc
ピザ生地づくりに必要な道具
・ボウル
・ラップ
・大さじ、小さじ
・計量カップ
・泡立て器(なければ手でこねる)
・まな板(生地を打ち付ける用。ボウルの中でもOK)
・オーブンシート(すぐに焼く場合)
・200度に予熱したオーブン(すぐに焼く場合)
ピザ生地の作り方
必要な材料がそろったところで、さっそくピザ生地を作りましょう!
①ボウルに強力粉・薄力粉・ドライイースト・砂糖を入れて、泡立て器で混ぜます。
② 生地を混ぜたボウルに、ぬるま湯・オリーブオイルを入れて、軽く混ぜます。
③塩を加えます。
④生地がなめらかになるまで、こねたり打ちつけたりします。
⑤生地を三等分して丸めます。
⑥丸めた生地をラップに包み、常温で10分放置します。(一次発酵)
⑦生地が1.5〜2倍程度に膨らんだら、生地を叩いてガス抜きします。
⑧再びラップをして、15分放置します。(二次発酵)
⑨オーブンに入る大きさに合わせて、生地を円板状に伸ばします。ふちを厚めにすると「耳」ができます。
⑩生地作りはここまで。あとは、好きな具材を乗せて焼きましょう!
ピザ生地が余ったら保存しよう。おすすめの保存方法4種類
ピザ生地を作りすぎてしまった場合や、後で食べたい場合は、保存が必要です。
こちらでは、「冷蔵保存」「冷凍保存」のそれぞれについて、やり方を紹介します。
冷蔵保存
「昼間に生地だけ先に作っておき、夜に食べたい」という場合におすすめです。
冷蔵の場合はあまり保たないため、2日以内には使い切るようにしましょう。
冷凍保存①:丸めて保存。できるだけ長持ちさせたいときに
「明日以降に食べたい」というときは、冷凍保存をしましょう。
長期保存なら、生地を丸めて保存するのがおすすめです。
1次発酵が終わった段階で、生地をおまんじゅうのように丸めます。その後、オリーブオイルやサラダ油を塗ったラップで包み、保存袋でしっかり密閉してから冷凍庫へ入れましょう。
保存期限の目安は、3〜4週間程度です。
冷凍保存②:伸ばして保存。すぐトッピングできる状態にしたいときに
丸めたものをいちいち伸ばすのが面倒、という場合は、あらかじめピザ生地を伸ばして冷凍するのがおすすめです。こちらもオイルを塗ったラップでしっかりと包み、冷凍庫へ入れましょう。
保存期限の目安は、1〜2週間程度です。
冷凍保存③:伸ばして焼いたものを保存。時短したいときに
伸ばした生地を焼いてから保存すれば、さらに時短になります。
ポイントは、「生地をできるだけ薄く伸ばすこと」「フォークを使って小さな穴を複数開けておくこと」の2つです。火が通りやすくなるほか、解凍も早くなります。
予熱した200度のオーブンで7〜8分焼き、粗熱をとってから、ラップに包んで冷凍しましょう。
このときのラップには、油を塗る必要はありません。
保存期限の目安は、1週間程度です。
冷凍保存した生地を解凍するときは、自然解凍か冷蔵庫解凍がおすすめです。
電子レンジで解凍する場合、ムラができたり、生地に火が通ったりしやすいので注意しましょう。
覚えておくと楽しいピザの歴史・豆知識
食べたり作ったりするだけでなく、ピザについて詳しくなると、きっともっとピザのことが好きになります!ピザ作りの合間にでも、ご覧ください。ピザに関する豆知識をご紹介します。
ピザ生地の起源は古代エジプト?
日本でも、すっかりなじみ深い食べ物となっているピザ。その起源は、紀元前にさかのぼります。
パンの原型はメソポタミア文明で生まれたとされていますが、古代エジプトでは、平らにした小麦粉の生地を石窯で焼いていたと考えられています。まさに、ピザ生地の作り方そのものです。
なお、現在のピザの原型は、16世紀後半から17世紀頃にナポリで生まれたといわれています。
16世紀に食用トマトがヨーロッパにもたらされ、それをパンに乗せたものが作られるようになり、「ピザ」という一つの食文化が生まれました。
人気のマルゲリータピザはイタリア王妃の名前が由来
ピザの中でもっともポピュラーなのが、トマトやバジルを使った「マルゲリータ」です。
実は、この名前はイタリア王妃マルゲリータに由来しています。
1889年、マルゲリータ王妃がナポリを訪れたときに献上されたのが、トマトソース、バジル、モッツアレラチーズを使ったピザでした。
このピザを王妃がたいそう気に入ったことから、このメニューは「マルゲリータ」と呼ばれるようになりました。
まとめ
ピザ生地は、材料も手に入りやすく、簡単に作れます。ピザ生地さえあれば、具材は好きなものを好きなだけ乗せて、自分好みのピザを作ることもできますよ。
ピザ生地は冷凍保存もできるので、作りすぎても心配いりません。この記事を参考に、ぜひ家でピザ作りを楽しんでくださいね。