手作りのピザを食べたいと思っても自宅にオーブンがなくてあきらめた経験はありませんか?もしくはオーブンはあるけど使い方が分からなかったり、使い慣れていなくて面倒くさかったりという人もいるのではないでしょうか?
オーブンなどの特別な道具や技術が必要なイメージもある手作りピザですが、実はフライパンを使って生地から美味しく作ることができるのです。
普段から使い慣れている道具で、力まずに作れるフライパンピザ。あらゆるシチュエーションに対応できる手軽さも魅力です。今回は、フライパンピザの魅力とおすすめの基本レシピをご紹介してきますので、ぜひ参考にしてみてください。
どんな人におすすめ?
フライパンで作れる簡単手作りピザ。オーブンを使った本格的な作り方とは少し異なるピザですが、どのようなシチュエーションや人に向いているのでしょうか?詳しくご紹介していきます。
①オーブンに使い慣れていない・使い方が分からない人
オーブントースターはパンを焼くことで慣れてはいるものの、パン以外の調理で使う経験がないという人も多いのではないでしょうか?パンを焼くのに使い慣れているオーブントースターもピザ作りで使用するとなると、難しく感じがちです。実際に、トースターに入りきる大きさに調整しなければならなかったり、普通のサイズのものを半分に切って焼いたりする工夫が必要になります。
また、オーブンレンジに関しては普段の電子レンジの機能として付属しているものが多いですが、基本的には「あたため機能」や「解凍機能」などを使うことが中心で他の機能を使ったことがないという人も多くいることでしょう。特に、最近の電子レンジは高機能になっているため、備わっている様々な機能を使いこなせない人が多いのではないでしょうか。ピザを焼く場合は複雑な工程は少ないのですが鉄板を用意し予熱設定、焼き時間などいろいろと調整しなければならないポイントがあります。そのため使い慣れていない場合や初めて使う場合は、オーブンの設定だけでも時間を取られてしまいがちです。
その点、フライパンを使ったピザ作りであれば、多くの人が使い慣れている道具でるとともに、火加減も調整しやすいため、日ごろオーブンを使う機会が少ない人にもおすすめです。
②オーブンを使うのが面倒くさい人
オーブンの使い方も分かり、慣れている人でも準備が面倒なときもあるのではないでしょうか。そんなときにもおすすめなのがフライパンでのピザ作りです。オーブンで焼く場合は、オーブン自体も熱くなり、処理など気を使うことも多くなりますが、フライパンであれば日ごろの料理と同じようにできるため、場所も取らず調理後の処理も比較的簡単にできます。
③簡単に作りたい人
とにかく必要最低限の準備で手作りピザを楽しみたい人にも、フライパンでのピザ作りがおすすめです。小さめのフライパンで1人前のピザを作ったり、大きなフライパンに大きめの生地を作り、たくさん具材をのせて焼いたりしても楽しいでしょう。大きく作るにも、小さく作るにも準備も手軽にできるおすすめの方法です。
④パーティーで映える料理を作りたい人
フライパンピザは手軽なイメージがありますが、実はパーティーシーンでも活躍してくれます。
フライパンで作ったピザをそのまま食卓にのせてしまうだけで、いつものピザがぐっと豪華に見えるのです。特におすすめなのが数年前から流行しているスキレット。スキレットでピザを焼きあげ、そのままテーブルへ出せば、パーティーのメイン料理としてテーブルを華やかにしてくれるのでおすすめです。
⑤焼き加減なども確認しながら楽しみたい人
フライパンでのピザ作りで楽しいところが、上からピザの焼き加減を確認できるという点です。これにはフライパンの中身が見えるようになっているガラスなど透明な蓋を用意する必要がありますが、焼き加減を確認しやすく、子どもたちとピザ作りをする際にはチーズが溶けていく様子なども楽しめるのでおすすめです。
フライパンでピザの作り方・レシピ
<材料>
☆強力粉 100g
☆ベーキングパウダー 2g
☆塩 2g
☆砂糖 3g
オリーブオイル 大さじ1
牛乳 70cc
お好みのトッピング(加熱処理が必要な食材はあらかじめ火を通しておきましょう)
<作り方>
①ボールに☆を入れ混ぜます。そこへオリーブオイルを2~3回に分けて入れて、その都度よく混ぜます。
②牛乳もオリーブオイルと同じように2~3回に分けて入れ、その都度よく混ぜます。
③全体がまとまってきたら強力粉をまぶした台の上で、よくこねます。表面が滑らかになってきたら丸めて、ラップでしっかりと包み、冷蔵庫で15分程度冷やしましょう。
④生地を休ませている間に、上にのせる具材を用意しておきます。(野菜を切る、加熱処理が必要な食材に火を通すなど)
⑤十分に生地を休ませたら、強力粉をまぶした台の上に生地をのせ、めん棒で伸ばします。
⑥フライパンにオリーブオイルを引き、伸ばした生地をのせ、蓋をして弱火で5分蒸し焼きにします。
⑦焼き色がついてきたら、ひっくり返します。火を止めてケチャップもしくはピザソースを塗り、トッピングをします。仕上げにチーズをのせて、再び蓋をして5分蒸し焼きにしたら完成です。
参照:https://delishkitchen.tv/recipes/118219424535675204
コツ・調理の注意点
・フライパンでは上からの熱が弱いため、火の通りにくい具材や十分な加熱が必要な食材は、下準備として、あらかじめ加熱しておくようにしましょう。
・仕上げに、お好みでコショウやパセリ、オリーブオイルをかけるのもおすすめです。
・生地を混ぜている際に、まとまりが悪い場合は強力粉を少量ずつ足して混ぜてみましょう。
・フライパンでは両面同時に加熱することが難しいため、初めにトッピングをのせる側を焼いて、ひっくり返してからトッピングをするようにしましょう。トッピングをしている間は火を止めて、焦らずトッピングしてください。
まとめ
普段の料理に使う道具で生地作りから楽しめるフライパンピザ。コツをつかめば簡単に作ることができるので、食べたいときにひと手間かけるだけで、手作りピザを楽しむことができます。
1人でも、家族でも、大勢が集まる場面でも手軽に楽しんでみてください!また、本サイトでは、オーブンがなくても焼けるピザとして、餃子の皮を使ったピザの作り方を紹介しました。餃子の皮を使ったピザもフライパンで焼くことができます。餃子の皮を使ったピザについて詳しくは本サイトの記事「餃子の皮でピザ」を参考にしてください。