ブルーチーズを使ったピザをご存じでしょうか。
一般的に、クセが強いと評されるブルーチーズですが、ピザのトッピングとしておすすめです。
本記事では、ブルーチーズがピザに合う理由や、世界三大ブルーチーズを使ったピザレシピなどを紹介します。
まずは、ブルーチーズの歴史や特徴から見ていきましょう。
ブルーチーズとは?
ブルーチーズは好き嫌いが分かれる
青カビによって発酵されたチーズを「ブルーチーズ」と呼びますが、あくまでもチーズの分類の1つであり、ブルーチーズの中でもさまざまな種類に分かれています。
ブルーチーズはクセがあるため、好き嫌いが大きく分かれる傾向にあります。
見る人によっては、「これって食べられるの?」と思うかもしれません。
ブルーチーズの歴史
そんなブルーチーズの歴史を振り返ってみましょう。
ブルーチーズは、今から約2000年前のローマ時代と推定される歴史書に記されていたことがわかっています。
そのため、フランス産のチーズの中で最古とも言われています。
2000年以上の歴史をもつブルーチーズですが、その起源は偶然にあります。
一説では、フランス・ロックフォール村の羊飼いが休憩に訪れた洞窟にチーズを忘れたことがきっかけだと言われています。
羊飼いは、洞窟を再び訪れた際、青カビに覆われたチーズを手に取り、口にしました。見た目以上においしかったことから、ブルーチーズが広まったのでは、と考えられています。
フランスでは、フランス原産地呼称制度(AOC)により、ロックフォール村の洞窟で発酵させたブルーチーズのみがその名を語れると定めています。
三大ブルーチーズの特徴
ブルーチーズの中でも、「ゴルゴンゾーラ」「ロックフォール」「スティルトン」は、世界三大ブルーチーズとして知られています。
ゴルゴンゾーラの特徴は、ソフトな口当たりで初心者でも食べやすいことです。
ロックフォールは、ブルーチーズの中でも最古と言われており、羊乳が原料です。塩気を感じる中にも甘みが感じられます。
スティルトンは、とくに塩気が強く、青カビ特有の刺激があります。熟成期間が長いほど、香ばしさやうまみが増します。
クセのあるブルーチーズがピザに合う3つのヒミツ
メリハリのある味わいを楽しめる
ブルーチーズは、青カビの影響で一般的なチーズよりもクセのある香りや味わいが楽しめます。
なかには、ピリッとした特有の刺激がクセになる人も少なくありません。ブルーチーズは、いつもとは違ったメリハリのあるピザを作りたいときにおすすめのトッピングです。
ブルーチーズの種類によって、味も香りも熟成加減も異なるため、種類を変えるだけで毎回違った味を楽しめます。
大人向けのピザが作れる
ブルーチーズは、独特な見た目とクセの強さから、大人向けのピザが作れます。ワインやシャンパンなどとの相性も良いため、晩酌のお供や誕生日、クリスマスなどの特別な日のメニューにもぴったりです。
ブルーチーズをカットしてピザ生地に乗せて焼き上げるだけで、ピザが作れる手軽さがあります。
ブルーチーズを堪能できる
チーズ好きな人にとって、ブルーチーズをトッピングにしたピザは、チーズそのものを味わうのとは別に堪能できます。
ブルーチーズを加工せず、口に含んでとろけるのを待つのも良いですが、ピザのトッピングにすることで、他のチーズと混ざり合った食感や風味、香りを楽しめます。
ピザハットの「クワトロフォルマッジ」
レシピを紹介する前に、時間がないけど美味しいクアトロ・フォルマッジが食べたい!という方にピザハットの「とろける4種チーズのフォルマッジ」をご紹介します。
ふんわりしたミルク味の北海道産「フレッシュモッツァレラチーズ」、まろやかでクセのない風味の「クリームチーズ」、濃厚なコクのデンマーク産「カマンベールチーズ」、豊かな風味と旨味の「パルメザンチーズ」を使用。チーズ好きにはたまらないメニューです。
さらに、別添のハニーメイプルシロップをかけると、チーズの塩味とハニーメイプルシロップの甘さが相性抜群で、贅沢な味になります。デリバリー、テイクアウトでぜひお楽しみください。
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三大ブルーチーズを使ったオススメのピザレシピ3選
ゴルゴンゾーラとハチミツのピザ
ブルーチーズの初心者におすすめなのが、ゴルゴンゾーラチーズとハチミツのピザです。ハチミツをかけることで、まろやかな味わいのピザに仕上がります。
用意する食材は、お好みのゴルゴンゾーラチーズ、マスカルポーネチーズ、クルミなどのナッツ類、ピザ生地、ハチミツです。
【作り方】
- ピザ生地に、一口大程度のマスカルポーネチーズとゴルゴンゾーラチーズを均一になるよう乗せる
- 刻んだクルミを全体に散らしたら、ピザ生地を焼き上げる
- ハチミツをかければ完成
ロックフォールとアボカドのピザ
ロックフォールチーズは、ゴルゴンゾーラチーズよりも塩気やクセが強いため、アボカドと一緒にトッピングすると、口当たりの良いピザになります。
用意する食材は、ロックフォールチーズ(一口大)、アボカド(スライス)、トマト(輪切り)、ブラックペッパー、オリーブオイル、ピザ生地です。
【作り方】
- ピザ生地にオリーブオイルを塗り広げ、アボカドとトマトを乗せる
- ロックフォールチーズをトッピングし、ブラックペッパーを振りかける
- ピザ生地を焼き上げれば完成
スティルトンのサラダピザ
スティルトンは、青カビ特有のピリッとした刺激や、強い塩気のあとに感じる甘みを楽しむため、サラダピザにして味わうのがおすすめです。
用意する食材は、スティルトンチーズ(一口大)、お好みの野菜、プチトマト、オイルベースのドレッシング、ピザ生地です。
【作り方】
- ピザ生地をプレーンで焼き上げる
- ピザ生地の粗熱を冷まし、お好みの野菜やスティルトンチーズ、プチトマトを乗せる
- オイルベースのドレッシングをかければ完成
ブルーチーズをピザにトッピングする際の注意点
カビアレルギーの人は要注意
ブルーチーズに生えている青カビは食べても安全ですが、カビアレルギーがある人は注意が必要です。
せきや発疹が出るケースもあるため、まずは、少量のブルーチーズを食べて、体に異常がないかを確認してから、ピザのトッピングに使用するようにしましょう。
ブルーチーズが苦手な人はクリーミーなチーズと合わせて
ブルーチーズを使ったピザにチャレンジしてみたものの、「クセが強くて食べられない」という人もいるかもしれません。
そんなときは、クリームチーズやマスカルポーネチーズなどのクリーミーなチーズを多めにした「クアトロ・フォルマッジ」がおすすめです。
ハチミツをかければ、さらにまろやかさがアップして食べやすくなります。
まとめ
ブルーチーズは、独特な見た目やクセの強い味わいの特徴があることから、好き嫌いが分かれるチーズです。
しかし、トッピングの組み合わせ方や種類の選び方次第で、ブルーチーズ初心者でも堪能できるピザを作れます。上記で紹介したレシピや注意点を参考に、ブルーチーズを使ったピザ作りを楽しんでください。