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ピザと相性バッチリの香辛料「オレガノ」とは。歴史やレシピを紹介。

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ピザのトッピングの種類は豊富にありますが、その中でもオレガノがおすすめです。

本記事では、オレガノの特徴や歴史などの豆知識から、ピザにおすすめの理由、オレガノを使ったピザレシピ、オレガノを使用する際の注意点までを紹介します。

オレガノを使ったピザを手作りする際の参考にしてください。

オレガノの特徴や歴史

オレガノは、ハーブの一種であることはよく知られていますが、詳しい特徴や歴史までは知らない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、オレガノの特徴や歴史、オレガノを活かせる料理について解説します。

オレガノの特徴

オレガノは、シソ科のハーブで、香りが強いことで知られています。

苦みの中にも、さわやかな香りがあることが特徴の1つです。

料理としてよく使われるオレガノですが、薄い赤紫の花を咲かせることから、観賞用として育てられる場合もあります。

オレガノの名前は、ギリシャ語で「山の喜び」という意味の言葉に由来しています。

ちなみに、古代ギリシャでは、オレガノを結婚式の花冠に使用する習慣があったそうです。

オレガノの歴史

オレガノの原産は地中海の沿岸で、その歴史は紀元前にまでさかのぼります。

古代ローマでは、オレガノの葉や茎を煎じて、風邪や頭痛などの薬として利用していたようです。

また、死者の埋葬時の防腐剤として、古代エジプトでも使用されていたともいわれています。

オレガノは薬としてだけでなく、すでに料理のスパイスとして活用されていました。

肉や魚などの臭み消しに使ったり、野菜などの食材やワインの風味付けに用いたりと、古代人の生活に欠かせない食品であったことは間違いないでしょう。

オレガノを活かせる料理

オレガノを使用する料理として、イタリア料理やスペイン料理が知られています。

たとえば、ピザやスパゲッティ、ビーフシチューなどの煮込み料理がその一例です。

ほかにも、オリーブオイルに漬けて作ったオレガノオイルをサラダのドレッシングとして使ったり、ほかのハーブとブレンドしてハーブティーとして味わったりする楽しみ方もあります。

オレガノがピザにおすすめの理由

オレガノがピザのトッピングにおすすめなのはなぜでしょうか。ここでは、ピザにおすすめの理由について解説します。

ひと手間でお店の味に近づけられる

オレガノはトマトソースとの相性がよく、ピザソースにオレガノの粉末を加えるだけで、ピザ店のような本格的な味に近づけることができます。

ピザソースがないときでも、ケチャップにオレガノをプラスするだけで美味しいピザを作れます。

栄養成分が豊富に含まれている

オレガノはさまざまな栄養成分が豊富に含まれているため、ピザを味わいながら体に必要な栄養成分を摂取できます。

たとえば、赤血球を作る際に必要とされる葉酸や、疲労回復をサポートするビタミンB1、細胞の新陳代謝の促進に役立つビタミンB2などが挙げられます。(*1)

トッピングの臭みを消せる

オレガノは香りが強い特徴から、ピザのトッピングに使う肉や魚、チーズなどの臭み消しとしても活用できます。

臭み消しと香りづけを同時に行えることも、ピザにおすすめの理由の1つです。

オレガノを使ったピザレシピを紹介

オレガノを使ったピザを作る際、どのようなピザを作ればいいのか悩む人もいらっしゃるでしょう。

ここでは、オレガノを使ったピザレシピや、オレガノを切らしてしまった場合の代用品を紹介します。

オレガノといえば「マリナーラ」

マリナーラは、マルゲリータと同じようにナポリを代表する伝統的なピザです。

用意する食材は、粉末タイプのオレガノ、トマトピューレ、ニンニク(みじん切り・スライス)、ローリエ、バジル、オリーブオイル、食塩、コショー、ピザ生地です。

見た目がさみしいと感じる場合は、アンチョビをトッピングすると良いでしょう。

【作り方】

1.フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクの香りがするまで炒める

2.トマトピューレ、オレガノ、ローリエ、バジルを加えて弱火で煮込む

3.食塩とコショーで味を整えたら粗熱を冷ましておき、その間にオーブンを予熱する

4.ピザ生地に冷ました3のトマトソースを塗り広げ、スライスしたニンニクをトッピングする

5.オレガノを散らし、オリーブオイルを一回ししてからオーブンで焼き上げれば完成

ニンニクがたっぷりの「ガーリックピザ」

ガーリックは、オレガノを使ったピザとの相性もいいため、ピザのトッピングとして最適です。

用意する食材は、粉末のオレガノ、ニンニク(スライス)、サラミ、ピザ用チーズ、お好みのトウガラシ、ケチャップ、ピザ生地です。

【作り方】

1.ピザ生地にケチャップを塗り広げ、オレガノ、ニンニク、トウガラシ、サラミ、ピザ用チーズの順にトッピングする

2.予熱したオーブンで焼き上げれば完成

オレガノの代用品

オレガノをピザのトッピングに使用する際、たまたま在庫を切らしていたと後から気づくことがあるかもしれません。

その際、オレガノの代用品として活用できるものを2つ紹介します。

1つは、同じハーブの一種であるバジルです。

バジルの香りはオレガノに近いため、香り高いピザを作りたいときに便利です。

もう1つは生のパセリです。オレガノの葉を仕上げにトッピングしたい場合の代用品として活用できます。

ピザにオレガノを使用する際の注意点

オレガノをピザのトッピングに使う場合、以下の注意点に気をつけましょう。

生よりも乾燥して使用する

オレガノの香りを活かしたピザを手作りしたい場合は、生よりも乾燥したオレガノを使いましょう。

オレガノは、生よりも乾燥させたほうが香りが高くなる特徴があります。また、オレガノを自宅で栽培している場合は、花が咲く6~9月頃に香りが強くなるため、この時期に収穫するのがおすすめです。

かけすぎに注意する

オレガノは少量でも香りが強いため、かけすぎないように注意しましょう。

もしも、オレガノをかけすぎてしまった場合は、バジルやマジョラムといった香りが似ているハーブをプラスすると、オレガノの香りを弱めることができます。

まとめ

オレガノをピザにプラスするだけで、本格的なトマトソースが作れたり、トッピングの臭み消しができたりと、さまざまなメリットが得られます。

乾燥の粉末タイプを自宅にストックしておけば、料理の香りづけをしたいときにも便利です。上記で紹介したレシピや注意点を参考に、オレガノの風味を楽しめるピザを作ってみてはいかがでしょうか。

参考URL

*1 https://ishipedia.jp/dictionary/diet-remedy/spice/oregano/