受験シーズン、夜遅くまで机に向かう日が続くと、どうしてもお腹は空いてきます。
とはいえ、「夜食=何でもOK」ではありません。食べるものや時間帯によっては、集中力の低下や睡眠の質の悪化につながることもあります。
そこで今回は、「夜食としてピザは本当にアリなのか?」を、栄養学・睡眠研究の観点から整理し、食べるならどう選ぶべきかを解説します。
前提:夜遅い食事は基本的に“控えめ”が正解
最初に大事なことを押さえておきます。
健康面だけで言えば、夜遅い食事は基本的に推奨されません。
- 夜間はインスリン感受性が低下し、血糖値が上がりやすい
- 消化にエネルギーを使うことで、睡眠の質が下がりやすい
- 胃腸が休めず、翌日の集中力に影響することもある
これは多くの栄養学・睡眠研究で一致している点です。
つまり、
「夜食はできれば食べないに越したことはない」
これは事実です。
ただし、受験期の現実として、空腹のままでは集中できない夜もあります。
この記事では「夜食が必要になった場合に、ダメージを最小限にする選び方」を扱います。
夜食としてピザが“比較的アリ”な理由

夜食の定番は、カップ麺・菓子パン・甘いおやつなどですが、これらには共通した問題があります。
- 精製糖質が多く、血糖値が急上昇しやすい
- タンパク質や食物繊維が少ない
- 食後の眠気や集中力低下を招きやすい
その点、ピザは組み合わせ次第で栄養の偏りを調整しやすい食品です。
科学的に見ると、ピザは以下を同時に満たせます。
- 炭水化物:脳の主要エネルギー源(生地)
- タンパク質:血糖値の安定・満腹感の持続(チーズ・肉・魚介類)
- 脂質:少量なら満足感を高め、食べ過ぎを防ぐ
- 食物繊維・ミネラル:野菜トッピングで補える
「単体で完璧な健康食品」ではありませんが、 調整可能な夜食という点が強みです。
眠気を防ぐ鍵は「血糖値の乱高下を避けること」
夜食後に眠くなる最大の原因は、血糖値の急上昇と急降下です。
科学的におすすめなピザの条件
① 食物繊維が多い
野菜やきのこに含まれる食物繊維は、糖の吸収速度を緩やかにします。おすすめのトッピングは
- トマト
- ほうれん草
- マッシュルーム
- オニオン
② タンパク質が適度に含まれる
タンパク質は消化に時間がかかり、血糖値を安定させます。
- チキン
- シーフード
- チーズ(過剰でなければOK)
③ 脂質が過剰でない
脂質は必要ですが、夜遅くは摂りすぎると胃もたれの原因になります。
避けたい夜食ピザの特徴
- 甘いデザートピザ
- ソース・チーズ・肉が重なった超高脂質タイプ
- 「これ1枚で満腹」を狙う大サイズ食い
これらは、
- 消化に時間がかかる
- 食後の眠気を強く誘発する
- 寝つきや睡眠の深さを阻害する
というリスクがあります。
夜食の「量」と「時間帯」の現実的な落としどころ
22時〜24時ごろ
- 2〜3ピースまで
- 野菜多め+タンパク質系
- サラダやスープと併用すると血糖値が安定しやすい
深夜1時以降
この時間帯は、正直「食べない」が最善です。
どうしても空腹で集中できない場合のみ、
- 1〜2ピースまで
- チーズ控えめ・野菜中心
- 温かいお茶と一緒にゆっくり
「空腹をゼロにする」より、「集中を妨げない程度に抑える」意識が重要です。
飲み物の選び方も意外と重要
- 緑茶・ほうじ茶
→ カフェイン+テアニンで覚醒とリラックスのバランス - 無糖炭酸水
→ 食べ過ぎ防止 - コーヒーの飲みすぎは注意
→ 睡眠に影響しやすい体質も多い
家族ができる一番のサポート
夜食は栄養だけでなく、心理面の影響も無視できません。
- 一緒に軽く食べる
- 「食べ過ぎないでね」と量を管理する
- 会話は短く、プレッシャーはかけない
食事そのものより、安心して勉強に戻れる環境を整えることが重要です。
まとめ:夜食は「必要なときだけ、賢く」
- 夜遅い食事は、基本的には控えめが正解
- それでも必要なときは、血糖値が乱れにくい選択を
- ピザは「選び方と量」を守れば、夜食の中では比較的現実的
受験期の夜食に必要なのは、気合でも根性でもなく、ダメージコントロールです。
無理をしすぎず、必要なときに必要な分だけ。
ピザハットは、頑張るあなたをピザのちからで応援しています!
参考文献
- Late eating is associated with poor glucose tolerance, independent of caloric intake (Nature journal)
- Acute effect of late evening meal on diurnal blood glucose and energy expenditure (PubMed)
- The Interplay between Early Mealtime, Circadian Rhythms and Metabolism (PMC)
- Night eating in timing, frequency, and food quality and risks of mortality (Nature journal)
- Does your dinner time affect insulin sensitivity? (Medical News Today)
- Is eating before bed bad for you? (Cleveland Clinic)








