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「何でもいい」と言う人がいると、ピザの注文が一層難しくなる話。

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みんなで食べるピザを頼む側になったとき、一度は感じたことがあるはずです。「何でもいいよ」は、やさしさなのか、無責任なのか。ピザの注文という小さな場面に映し出された、人間のリアルな姿を観察してみました。

グループでピザを注文するとき、もっとも難しい相手は誰でしょうか。

嫌いなものが多い人、こだわりが強い人——たしかに大変です。でも、本当に手ごわいのは「何でもいいよ」と言う人です。

これは、幹事に限った話ではありません。家族の夕飯を決める人、友達グループでなんとなくリードしている人、職場の昼ごはんを取りまとめる人——「誰かが決めないといけない場面」に立たされた経験があれば、きっと思い当たるはずです。

「何でもいい」には、何でもよくない理由がある

「何でもいいよ」と言う人は、決して意地悪なわけではありません。むしろ逆で、場を乱したくない、みんなに合わせたい、という気持ちが強いことが多いです。でも決める側にとっては、その一言がいちばん困ります。

なぜなら「何でもいい」は、決める責任だけを押しつけているからです。決める権限は与えてもらえないまま、外すと気まずいというプレッシャーだけが残ります。

「何でもいい」には、実は4種類います

① 本当に何でもいい型

食への執着がそもそも薄い

ピザの話よりも、場の雰囲気や会話を楽しみたいタイプです。注文が決まるまでの時間が少し退屈だったりもします。このタイプは本当に何でもよいので、さっさと決めてしまって大丈夫です。

② 遠慮してる型

本当は食べたいものがある

でも、わがままだと思われたくない。自己主張が苦手です。「決めていいよ」と言われると、少し戸惑いながらも嬉しそうに答えてくれます。「なんかリクエストある?」と一声かけると、関係が少し深まります。

③ 決めるのが面倒型

選ぶことにエネルギーを使いたくない

仕事や育児で判断しすぎて、プライベートでは決断疲れしています。悪気はないですが、決める側にとってはいちばん困るタイプかもしれません。選択肢を2つに絞って「どっちがいい?」と聞くと答えてくれます。

④ 外した時だけ口を出す型

これがいちばん手ごわい

注文前は「何でもいい」と言っていたのに、届いたピザを見て「あ、ちょっと苦手なんだよね」。事前に言えないのに、後から言えてしまうのはなぜでしょう。決める側は、そっと深呼吸するしかありません。

なぜピザは「何でもいい」を生みやすいのか

ピザは選択肢が多すぎる、という問題があります。マルゲリータ、テリヤキチキン、シーフード、ペパロニ……それに、サイズは何にするか、何枚頼むか、クラストの種類は。決める要素が多すぎると、人は「もうどうにでもして」という気持ちになりがちです。

これは心理学でいう「決断疲れ」に近い現象で、選択肢の多さが逆に人を受動的にしてしまいます。つまり「何でもいい」は、ピザの豊かさが引き起こす、ある種の人間の防衛反応なのかもしれません。

決める側のための、小さな作戦

「何でもいい」の人が多い場面でうまく注文するコツは、選択肢を絞り込んでから聞くことです。「マルゲリータとテリヤキ、どっちがいい?」——これだけで、かなりスムーズになります。

また、「嫌いなものだけ教えて」というネガティブ絞り込みも有効です。好きなものは言いにくくても、嫌いなものは意外と言いやすいものです。

そして最後に、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。どんなに気をつけて注文しても、「あ、これちょっと苦手かも」と言う人は出てきます。そのときは、ミミだけでも食べてもらいましょう。

ピザハットひとくちメモ

ミミは、たいてい誰でも食べられます。そしてピザハットのハニーメイプルシロップをつけると、ミミがスイーツに変身します!「このピザは苦手だった」という人も、ミミだけは「おいしい」と言ってくれることがあります。最後の一手として、ぜひ試してみてください。