油揚げピザをご存じでしょうか。
最近、油揚げとピザのコンビネーションが注目を集めています。
油揚げピザとはどのようなピザなのか、なぜ人気があるのかという疑問にこの記事ではお答えしていきます。
また、後半では油揚げピザをおいしく作るコツやおすすめレシピも紹介していますので、ぜひご覧ください。
油揚げで作るピザとは?
油揚げピザとは、油揚げをトッピングにしたピザのことを指している訳ではありません。
一般的に、ピザ生地にトッピングをのせたものをピザと呼びますが、油揚げピザはピザ生地の代わりに油揚げを土台として使用したピザを指します。
油揚げは薄く切った豆腐を油で揚げているため、煮ても焼いても形が崩れないことから、ピザの土台としてぴったりの食材なのです。
ピザ生地のようなモチモチ感はありませんが、焼き加減次第でカリッとした食感が楽しめます。
油揚げで作るピザが人気の理由
油揚げで作るピザはなぜ多くの人に人気なのでしょうか。
油揚げピザが人気の理由を詳しく説明していきます。
ピザ生地の代わりになる
油揚げピザが人気の理由は、まず油揚げという他の料理に使える素材がピザ生地の代わりになる便利な点が挙げられます。
ピザを作りたいときに、ピザ生地もしくはピザ生地の材料が足りないことで、ピザを作るのを諦めた経験がある人も多いでしょう。
食パンがあれば食パンで代用できますが、運が悪く食パンも切らしているという場合に、油揚げをピザ生地の代用品として使うことができます。
油揚げは焼くとカリッとした食感に仕上げられるため、ピザ生地の代わりとしても人気なのです。
時短できる
油揚げピザが人気のもう一つの理由は、時短ができることにあります。
ピザ生地を作る時間がない、今すぐにピザが食べたいという場合、ピザ生地を最初から作り始めればピザを食べるまでに数時間はかかります。
油揚げをピザの土台にすれば、時短でピザが作れます。
小腹が空いたときやお酒のおつまみがほしいときにも、冷蔵庫にあるものでパパッと作れるでしょう。
オーブン、トースター、フライパン、レンジのどれでも作れる
またオーブンやトースター、フライパン、レンジのどれを使っても作れることも人気の理由でしょう。
一般的なピザをおいしく作るには、オーブンやトースターのように赤外線による短時間での高温調理が欠かせません。
調理機器がそろっていない人はピザを手軽に作れないのです。その点、油揚げピザはどの調理機器を選ばずに作れるため、人気があるのです。
子供でも作れる簡単さ
油揚げピザは何よりも手間がかからないというメリットがあります。
油揚げにお好みのトッピングをするだけで完成です。面倒な工程がないため、飽きっぽい子供でも簡単に作れて楽しむことができます。
油揚げピザは、親子で一緒にクッキングを楽しみたいという人にもおすすめです。
糖質をおさえたピザが作れる
油揚げピザは、糖質を控えたいという人にもおすすめです。
油揚げは「畑の肉」と呼ばれる大豆を原料に作られており、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
100g中に含まれる糖質の量はピザ生地が48.8gであるのに対し、油揚げは1.4gと少なく、油揚げの方が糖質をおさえたピザが作れるのです。(*1)
油揚げピザをおいしく作るコツ
油揚げピザを作る際、ひと手間を加えるだけでさらにおいしく作ることができます。以下に紹介するコツを参考に、油揚げピザに挑戦してみてください。
熱湯をかけて余分な油を除く
油をたっぷり吸った油揚げでピザを作れば、胃もたれがするピザになってしまうかもしれません。
また、十分な賞味期限があっても、時間の経過とともに油は酸化してしまい、作り立ての油揚げよりも風味は落ちてしまいます。
余分な油を少しでも落とすためには、油揚げに熱湯をかけて油抜きすることが大切です。
油抜き後はキッチンペーパーでしっかり水分を取り除いておきます。油揚げは油抜きした方がおいしくなるので、面倒でも忘れないようにしましょう。
表面がこんがりきつね色になるまで焼く
油揚げピザをおいしく作るコツとして、焼き加減も重要なポイントです。
油揚げに火が通る程度の加熱では、しんなりした食感がない油揚げピザになってしまいます。
サクッとした食感の油揚げピザに仕上げるのなら、油揚げがこんがりきつね色になるまで焼きましょう。
油揚げピザの加熱時間をのばすときは、丸焦げになるのを防ぐためにも目を離さないように気をつけてください。
油揚げピザのおすすめレシピを2ステップで紹介
ビールのお供にもおすすめの「しらすとネギみその油揚げピザ」
「しらすとネギみその油揚げピザ」は、しらすをふんだんに使ったレシピです。ビールやお酒のおつまみにもぴったりの大人の味に仕上がります。
材料は、油抜きした油揚げ(2枚)、しらす(60g)、千切りにした大葉、ピザ用チーズ、ケチャップ(大さじ2杯)、みそ(小さじ1杯)です。大葉とチーズはお好みの量を用意しましょう。以下の2ステップで作れます。
- ケチャップとみそを混ぜ合わせ、油揚げの表面全体に塗り広げる
- しらす、大葉、ピザ用チーズの順に油揚げの上に散らして、油揚げがきつね色になるまで焼けば完成
子供から大人まで楽しめる「明太子マヨの油揚げピザ」
ほんのり辛みのある明太子(めんたいこ)マヨネーズは、油揚げピザとの相性も抜群です。子供から大人まで楽しめる「明太子マヨの油揚げピザ」のレシピを紹介しましょう。
材料は、油抜きした油揚げ(2枚)、明太子(約50g)、マヨネーズ(大さじ2杯)、ピザ用チーズ、大葉です。
チーズと大葉はお好みの量を用意します。大葉をパセリやバジルに変えれば、おしゃれなピザに仕上がります。作り方は以下の通りです。
- 明太子とマヨネーズを混ぜ合わせ、油揚げの表面に塗り広げる
- 大葉を敷いてピザ用チーズを散らして焼けば出来あがり
おやつにもピッタリの「チーズとはちみつの油揚げピザ」
「チーズとはちみつの油揚げピザ」は、たっぷりのチーズにほんのり甘みがきいた、はちみつが絶妙のバランスに仕上げてくれます。材料は、油抜きした油揚げ(2枚)、バター、チーズ2~3種、はちみつです。作り方は、以下の通りです。
チーズは風味が異なる2~3種類を選ぶとよいでしょう。子供のおやつにするのなら、クセが少ないとろけるチーズとピザ用チーズがおすすめです。仕上げにブラックペッパーをかけると、大人向けのパンチのきいた油揚げピザになるでしょう。
- 油揚げにバターを塗り、お好みのチーズを油揚げ全体に散らす
- はちみつをかけて、焼き上げれば完成
まとめ
油揚げピザの人気の理由がお分かりいただけたことでしょう。油揚げピザはピザ生地の代用としても使え、子供でも簡単に作って楽しめるユニークピザです。
オーブンやレンジ、トースターがなくても、フライパンでも作れます。上記のおいしく作るコツやおすすめレシピを参考に、油揚げピザを作ってみてはいかがでしょうか。
参考URL
(*1)